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お口と歯の豆知識

歯の構造歯科治療を受ける場合、患者さんは、誰でも自分の歯の状態がどの様に悪いのか、
どの様な治療をされるのか。治療期間は、治療費は、そしてどんな治療がベストなのかを知りたいと思います。

そこで治療説明を受ける場合に必要な歯の知識を紹介しておきます。


歯には前歯と奥歯(臼歯)があります。

前歯は人の顔の美しさに影響を及ぼすだけでなく、発音にも大切な役目をしています。
魅力的な笑顔に白い美しい前歯は無くてはならないものです。

奥歯は臼のような形をしており臼歯と呼ばれます。

食物をかみつぶす役目をするために歯根が複数(2~4本)に別れてあごの骨の中に埋まっています。

歯はただかむ役目だけでなく顎顔面の発育やかむことを通じて脳への刺激を与え、自律神経のバランスを整えています。

歯の構造について歯の構造2

エナメル質

歯冠部の表面の最も硬い部分です。

象牙質

歯の形をつくっており、歯冠部から歯根部まで歯の中心をなします。

セメント質

歯根部の象牙質をおおって、
顎の骨(歯槽骨)とくっつく役目をしています。

歯髄

歯の中(中心部)には一般に神経と言われている歯髄があります。この中には、血管、リンパ管、神経線維などがあって、
歯に栄養を与えている大切な役目をしています。

歯肉(歯ぐき)

歯冠の下のピンク色をした粘膜を歯肉といい、歯を支えている骨(歯槽骨)を被って保護する役目をしています。

歯根膜

歯根と歯槽骨(歯を支える骨)の間にあるうすい膜のことで歯根と骨をつなぐ役目をしています。一般に歯が浮く、
噛んで痛いという病状にこの歯根膜 が炎症を起こしている場合が多いのです。

歯槽骨

歯を支える顎の骨のことを言います。歯肉が炎症を起こして化膿してくるとこの歯槽骨が溶けてきます。それがいわゆる歯槽膿漏です。 


乳歯と永久歯顎骨の成長
子どもの顔は小さく、大人になるにつれて成長してゆきます。
乳歯は小さなあごに生えるために、数も永久歯より12本も少なく20本です。乳歯の大きさ、 厚さも永久歯より小さくしかも薄いため、
むし歯になればすぐ神経がおかされてしまいます。

乳歯は、生後6か月ごろから下の前歯が生えてきます。2歳で奥歯まで全てが生えそろいます。永久歯は6歳ごろからまず、
第1大臼歯が生え13歳までに全てが生えそろいます。乳歯と永久歯の交代がスムーズに行われるには、
乳歯の歯根が永久歯の萌出に伴い吸収され適切な時期に抜けて永久歯が生えてくることが大切です。















歯の数と名前 乳歯列と永久歯列
前歯は順に中切歯、側切歯、犬歯と言います。臼歯は、
小臼歯と大臼歯があります。前から順に第1小臼歯、第2小臼歯、第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯があります。

永久歯は、6歳ごろからまず第1大臼歯(6歳臼歯)が生え始め、12歳ごろまでに前歯から第2大臼歯までの計28本が生えそろいます。


しかし、第3大臼歯は、生えるのが遅く、一般に20歳~30歳までの間に生えてくることが多いのです。

上下前歯と下の第一・二小臼歯の歯の根の数は1本です。

(上第二小臼歯は一本と二本の両方あります)

上大臼歯は根が三本最も咬む力が強い歯です。         

下大臼歯は二本。犬歯の根は最も太くて長いく、丈夫な歯です。

下第三大臼歯は一本と二本の両方ありますが、退化傾向にあり、無い人もいます。




歯の生え換わりの時期の目安です。

乳歯目安

永久歯目安

*歯の生え変わりの時期には個人差があります。上記のものは大体の目安とお考えください。

乳歯は通常、対応する永久歯(Aなら1番)が生えてくると抜けますが、まれに永久歯が生えてくる時期になっても抜けないことがあります。

これは対応する永久歯が生まれつき欠損していたり、何らかの原因で乳歯が抜けなかったりするためで、このような場合には次のことに気をつける必要があります。

歯の生え方


歯の発育と生え変わりに関する注意点



1. 上の図は歯の生え変わりの図です。

・(左上図)妊娠六ヶ月で赤ちゃんの歯の芽が出来始めます。「つわり」がきつくて、うまく食事が出来ないお母さんは、
産婦人科の先生とよく相談してください。

・ 六ヶ月頃から乳歯が生え始め、三歳頃に生えそろいます。この頃には大人の60%ぐらいの力で噛むことが出来ます。
しっかり咬む練習して下さい。更に、大人の歯の芽が出来始めます。離乳食時期からでも栄養のバランスを考えてください。

・ 六歳頃から大人の歯に生え変わり始めますので、歯並びに注意して下さい。

・ 12歳頃に大人の歯が生えそろいます。

・ 18~20ごろに親知らずが生えてきます。(無い人もありますが、生え方に注意して下さい)


乳臼歯部の生え変わり方の注意点



乳歯の根の内側が溶かされながら永久歯が上がっていきます。

溶ける速さと上がる速さがうまくいかない時、痛みが出るときがあります。

痛みが続く時は来院下さい。

    歯の生え方2

    ・生え変わっていく様子が良く分かりますね?

 はえ変わり

  各歯の寿命


指しゃぶりについて

お子様の指しゃぶりやおしゃぶり使用について
(歯科医師としての考察)
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1.6才や3才の乳幼児歯科健診時やお母様への講話その他色々な機会に、「指しゃぶりやおしゃぶり」についてよく質問いただきます。専門分野の違いにより意見の異なりがありますが、歯科医師として「指しゃぶり・おしゃぶり」についての問題点をいくつかの視点から書かせていただきます。
指しゃぶりは歯並びを悪くする原因の一つです。私は3歳ぐらいまでは指しゃぶりは異常とはいえませんので、無理にやめさせる必要はありませんが、3歳を過ぎたら、指しゃぶりは徐々にやめさせるように一般的には注意をさせていただいております。大きくなっても指しゃぶりを続けることによって、歯の並び方だけではなく、顎の成長にも大きく影響を与えます。指のしゃぶり方によっても違いますが、開咬(噛み合わせたとき、後ろの歯だけ噛み合わさり、前歯で噛むことができない、口がいつも開いた状態になっている)や下あごを押さえるように指をしゃぶる場合、下あごの成長が抑制されて骨格的な出っ歯になってしまう場合もあります。さらにこれが発端となり弄唇癖(ろうしんへき)(下唇を前歯で噛んだり、吸い込んだりする癖のことの総称)・舌突出癖(“舌の癖”がある子どもは,呑み込むときに上下の前歯の間に瞬間的に舌を押し出します。)を起こし、後に口呼吸の原因になることがあります。


開咬
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注)鼻呼吸と口呼吸について
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上の写真は口呼吸をしている子供と鼻呼吸をしている子供の写真です。左の子供の口元は緊張しており、無理やり口を閉じている様子がわかりますか。正常な鼻呼吸ができないために常に口呼吸をおこない、そのために歯が前にでてきて、いざ口を閉じようとしても閉じられなくなっているのです。お口の周りの筋肉がうまく発達できずに「口がポカン」と開けている子供さんを見たことはありませんか??
最近、口呼吸についての色々な問題点が指摘されるようになってきました。
歯科領域の疾患にとどまらず、さまざまの疾患に影響しているのです。
鼻の役割は何でしょう?
本来、人間を含め哺乳類は『鼻』で息をする生き物です。しかし、哺乳類でも人間だけはなぜか『口』で息ができるようになってしまったのです。では、口で息をすると、どうして病気になるのでしょう??
まずは、鼻の機能についてお話します。鼻は、臭いをかぐだけが仕事ではありません。息をした時に少なからず周囲を飛んでいるホコリやカビの菌、その他体にとって侵入されることが好ましくない物をせき止める「空気清浄機能」が備わっています。口呼吸をしている人は、それらの有害な浮遊物を直接体の中に取り込んでいるのです。これだけでも口呼吸の怖さがわかっていただけたことと思います。
しかし、鼻の機能はそれだけではありません。口で空気を吸い込むとすぐに口の中が乾燥してくることでしょう。
しかし、鼻で息をするとどうですか?
鼻で息をしていてのどがカラカラなんてことは、あまり経験したことがないのではないでしょうか?
また、濡れたタオルが数秒で凍るような・バナナで釘が打てるような、極寒の中でも喉が凍ってしまうことはないですよね?
このように鼻には「加湿・加温機能」が備わっています。生き物が生きてく上で『鼻』の大切さ・鼻呼吸の大切さがお解かりいただけたでしょうか?
最近、いろいろな原因で口呼吸する子供が最近増えているように感じている歯科医は私だけではないと思います。
「鼻は、空気浄化装置である。加湿器の役割もあり、適度に加湿された空気は肺で酸素を吸収しやすくなり、脳も活性化される。」と言っています。また、鼻呼吸の習慣を乳幼児のころから習慣づけることが大切です。
また、口呼吸のお口の中での悪影響は?
口呼吸では口の中が乾燥し、唾液による自浄作用も働かなくなるので、口臭が発生しやすく、口の中の細菌も増えて虫歯や歯肉炎になりやすくなります。


口呼吸が影響を与えている疾患の例


 " むし歯・歯肉炎・歯周病
 " 出っ歯等の歯列不正
 " 風邪
 " アトピー
 " 気管支喘息
 " 自律神経への悪影響 etc...

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指しゃぶりをする指の種類や場所にかかわらず、強く指しゃぶりをするお子様ほど、強く影響があらわれます。しかし、やめさせるための私たち歯科医師からの指導は、お子様の身体的・精神的成長発達やお子様を取り巻く家庭環境等を考慮して慎重に行う必要があります。
指しゃぶりをするからと言って必ず開咬や上顎前突になるとは限りません。開咬や上顎前突になってしまう指しゃぶりは、その頻度・強さ・時間等によって影響されるので、お子様の現状をしっかりと診断し、お子様の状況に合わせた指導をお母様に行うよう心がけています。
例えば、多少の悪影響がではじめても、早期に指しゃぶりの習癖が消失するかおしゃぶりを取ることができ、口腔周囲筋の発達に問題がなければ、自然治癒する可能性が高いです。
一般的に指しゃぶりを始めて、1年未満では大きな影響は認められませんがしかし、強い習癖が1年半以上続くと、1.6才健診でその弊害の兆候が見られ始め、3才の健診時にはすでに開咬や上顎前突になってしまっている場合が多くみられます。指しゃぶりは、いったん強くなってしまうと止めさすことは難しく、年齢が上がれば上がるほど、止めさせる難易度は増してしまうように思います。また、強く悪影響が出始めたからと言って、私たち歯科医師が不容易に強く指導することは、色々な事情を抱えたお母様に過剰なストレス等の精神的負担を増加させ、かえって健全な母子関係にヒビをいれる可能性もあり、私たち歯科医師も慎重な対応が必要とされます。
一般的に小児科医の先生方小児心理の専門家の先生方は、指しゃぶりを全面的に否定することはほとんどありません。指しゃぶりを「心の栄養」・「心の杖」と表現し、“心の発達を育む”ために必要な道具として捉えられている場合が多いです。また最近は、指しゃぶりは、人生の初期において誰もが行う普遍的な行為とされ、指しゃぶりの悪い面だけを捉えることは、子どもの一面しか捉えていないという考え方もあります。
以前は歯科医学界においては、指しゃぶりは単純に問題行動ととらえられてきました。
しかし、乳幼児の行動にはそれぞれの意味があるため、指しゃぶりを行う意味について詳しく研究されました。
まず、1歳までの乳児期の指しゃぶりの様子について。
あるお母様の日々の発達記録から、その中で乳児期における手と口に関する主なものを原文のまま取り出してました。


 3週男児:お腹のすいたとき、手を口に持っていこうとするが、うまくいかず手をバタバタさせる。
 1M:おっぱいを飲む時、ガーゼを握ったり母の脇をつかむ、何かに触りたいらしい。
 1M:右手を握って、口元へ持っていってしゃぶっている。衣服についているボタンもクチャクチャしゃぶる。
 2M:ベットにとりつけてあるメリーゴーランドが動くのを目で追うようになる。
 指しゃぶりならぬゲンコツしゃぶりを始める。眠いときなど両手のゲンコツをチュパチュパ音をたてて吸っている。
 2M:指のおしゃぶりをするようになり、一人で起きているときに、そで口や指をペロペロなめる。
 2M:手を一生懸命しゃぶります。時々じっと手を見て握ったり、開いたりします。
 3M:「ガラガラ」など音の出るおもちゃをもたせると自分で振る。指なめを楽しそうにおいしそうにする。
 3M:自分の手を見るようになった。握りこぶしを不思議そうに動かしながら眺める。
 3M:指しゃぶりも盛ん、指を4本も口にいれて、豪快な音をたててしゃぶる。
 指しゃぶりに口を取られて、あまり会話をしてくれない。
 3M:自分の手が一番のおもちゃ、にぎったり開いたりしてよく見つめている。
 2・3本の指を口のなかいっぱいに入れるので、吐いてしまうのではと思い心配になる。
 3M:自分の左手をゲンコツのまま機嫌の良いときにしゃぶろうとする。
 始めはうまく手が入らずイライラしているが、口に手がつくと声を立てながら吸っている。
 4M:指しゃぶりをするようになりよだれが出る。
 4M:自分の手に興味を持ち、ずいぶん長い間表にしたり、裏にしたり眺めていることが多い。
 5M:手を動かしたり、口をすぼめたり下唇をなめたりして音がするのを楽しんでいます。
 おっぱいを下の歯グキで噛んだり髪の毛を引っ張ったり、抱いている人の口に手を入れたり、いたずらっ子になりました。
 寝ころんで自分の足を手でいじったり、口で頬張るのが好きです。
 6M:おもちゃ大好き,手あたりしだいなめている。


これが乳児期の指しゃぶりの実態です。
このお子様においては、指しゃぶりに関する項目は、1カ月目から始まり、3カ月時をピーク
にして5カ月目までに頻繁に見られ、以後減少する傾向がみられました。
お母様に講話をさせていただいたときに「生後、手をさかんになめていましたか?」という質問をしたところ、92.8%の乳児が経験しており、その頻度は生後2カ月時で49.3%、3カ月で75.8%であった。
以上の調査から、この時期の指しゃぶりは、誰もが行う普遍的な行為であることがわかります。
一般的に乳児期の行動は、成長・発達における重要な意味が必ず存在すると言われております。
指しゃぶりは、一般的に乳児期から幼児期の後半まで見られます。
その頻度は、生後2ヶ月頃から急増し4-5ヶ月で、ほぼ100%見られるが、以後減少し、3歳時では約20~30%となる。このことは3ヶ月時と3才時の指しゃぶりの原因は、異なることを意味していると推測されます。
別の視点から指しゃぶりをさらに分析してみましょう。
指しゃぶりの原因を年齢と要素から3つに分けてみましょう。
 1:乳児期(1才まで)           生理的な指しゃぶり
 2:幼児期前半(1才から3才まで)  心理的な指しゃぶり
 3:幼児期後半以後(4才以後)    癖としての指しゃぶり

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指しゃぶりの頻度は、これらの3つの原因の集合体と考えられると思います。  (図1)
さらに別の見方をすれば、指しゃぶりを行う意味も次の2つに分けられと思います。
 A:「発達過程で必要な意味のある指しゃぶり」乳児期から幼児期前半
 B:「意味のない指しゃぶり」幼児期後半以後にみられる習癖など・・
さらにAの「意味のある指しゃぶり」には、乳児期にみられるような“生理的
な指しゃぶり”これは手や口の機能発達の過程にみられるものと考えることができます。
そして母子関係や環境因子に基づく、子どもの“精神発達に関わりがあるもの”に分けることができます。
そこで発育途上で必要な意味のある乳児期の指しゃぶりについて考えてみましょう。
さて今、なんらかの理由でまったく手を口にもって行ったことのない幼児がいたとします。
そして目の前に、おいしそうな食べ物があるとします。この幼児は、どうするでしょうか?
欲しいと思っても、うまく口に運んで食べることができないと思います。
何故なら手を口に持って行った経験がないからです。
ここで私達の日常の食事について考えてみよう。
まず目で食べ物を見て、手を伸ばして箸でつまみ、口へ持って行き咀嚼する。これだけの動作の中で脳はさまざまな働きをスムースに行います。情報は、まず目から脳へ行き、脳から指令が出て手指を動かせ食物をつまむ。そしてつまんだものを口へと運ぶ。
この時、脳の中では目、手、口などと相互に神経回路が形成され情報の受け渡しを行っている。
しかし、出生時においては、脳と目、脳と手、脳と口と、それぞれが独立した回路であり、脳の中ではつながっていない。だから、このような経験がなければ、手で食物をつまんだとしても、手は口がどこにあるかわからない。乳児期に指しゃぶりを行う中で、脳の中で目と手と口とを結ぶ回路(協調運動)が形成される。これが発達に必要な意味のある指しゃぶりなのです。

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今回は、別の意味から生理的な指しゃぶりについて考える。
お子様がおなかの中にいる胎生14週における胎児が指しゃぶりをしているという報告があります。出生時にすでに指に“吸いダコ”が見られることもあります。
面白いことに、妊婦が空腹時には指しゃぶりの頻度が増加すると言われております。
胎生期の指しゃぶりは、生後の吸啜行動の準備をしているといわれております。
さて出生時に見られる“原始反射”( 新生児にみられる外部からの刺激に対する反射的な行動の事で、結構な種類があります)摂食や防衛など生きて行くために必要な反射である。


口腔周囲の主な原始反射として
 1.口唇探索反射:唇や頬に乳首が触れると顔を乳首に向ける。
 2.口唇反射:唇を刺激すると、口唇を丸めて突き出し乳首を捕捉する動きをする。
 3.吸啜反射:唇に乳首が触れる徒、母乳を吸い込もうとする。これらがなければ、新生児は哺乳することができない。
 4.咬反射:指で歯グキを刺激すると咬もうとする。肉食動物が獲物に咬みつく。
 5.舌の挺出反射:固形物を与えると、舌を突出させ排除しょうとする。


以上のように口腔に多くの反射の誘発ポイントがあることは、新生児にとって口は鋭敏な、そして最大の感覚器官と考えられます。 新生児や乳児が、おもちゃを舐めるのも、こぶしを舐めるのも、足の指まで舐めるのも口で世界を感じ取っているからです。
鋭敏な感覚器官であるほど、強い刺激に対しては弱くなります。
舌の挺出反射を例にすると。新生児に固形物を与えると、舌を突出させ排除しょうとする。それを受け入れると窒息する可能性があるための反応です。しかし、このままではいつまでたっても固形食が食べられない。そこで徐々に、固形食に慣らせる必要があります。これが離乳のステップの重要なポイントです。
これを通じて、口腔感覚を鈍感にします。口腔の感覚は、いつまでも鋭敏過ぎては困ります。
さて原始反射は、脳幹部による反射でありますが、生後4ヶ月頃より見られなくなります。
これは上位中枢の発達や、さまざまな感覚刺激に対し鈍感になるためです。
また、咬反射のため歯ブラシを咬み込むことも多い。この時期は歯磨きを嫌がって、口を閉じるのではありません。
さて、これらが改善されたきっかけとして“指しゃぶりを始めた”という理由が多い。手を口に持って行くことで口腔が鈍感になり、咬反射が消失したと考えられる。
指しゃぶりには原始反射を消失させ、口腔を鈍感にする働きもあると考えられます。
最後に指しゃぶりに対する私のお母さまへのアドバイスを簡単にまとめてみましょう。
しゃぶりも歯並びを悪くする原因です。3歳ぐらいまでは異常とはいえませんので、無理にやめさせる必要はありませんが、3歳を過ぎたら、指しゃぶりは徐々にやめさせるようにしましょう。大きくなっても指しゃぶりを続けることによって、歯の並び方だけではなく、顎の成長にも大きく影響を与えます。指のしゃぶり方によっても違いますが、下あごを押さえるように指をしゃぶる場合、下あごの成長が抑制されて骨格的な出っ歯になってしまう場合もあります。


指しゃぶりをやめさせる基準を以下にあげます。
 1、3歳をすぎても指しゃぶりをしている。
 2、指だこがある。指がふやけている。
 3、歯並びが悪くなってきた。
 4、口元が出っぱっている。
 5、食べ方や嚥下の仕方がおかしい
 6、発音がおかしい


また、以下のようなときは様子を見ましょう。
 1、2歳ごろまで。
 2、歯並びが悪くなっていない。
 3、ときどきしゃぶるだけ。
 4、明るく元気に過ごしている。


やめさせるにはどうしたらいいでしょうか。以下のことに注意してください。
 1、やめたほうがよい理由を子供に出来るだけわかりやすく説明する。
 2、子供の気持ちも尊重する。
 3、がんばったときは誉める。
 4、子供の努力を形にあらわして記録させる。
 5、目標時間を徐々に高くする。
 6、ごほうびをあらかじめ教えておく。(あまり好ましくない)
 7、小物を利用して指をしゃぶりにくくする。


お子様の指しゃぶりでご心配やお困りのお母さまは、遠慮なく、出来るだけ早期にかかりつけの歯医者さんにご相談ください。


注)
弄唇癖(ろうしんへき)唇を前歯で噛んだり、吸い込んだりするのことの総称。唇の力が常に歯にかかることになるので、不正咬合の原因になります。最も多いのは下唇を咬む癖で、この癖があると上あごの前歯は前方に、下あごの前歯は内側に倒れることになり、出っ歯の原因になります。
舌突出癖“舌の癖”がある子どもは,呑み込むときに上下の前歯の間に瞬間的に舌を押し出します。また,呑み込むときに前歯を押す力は,正常な人の2倍以上の力になるため,出っ歯や前歯が咬み合わないような歯ならびになります。を引き起こし、
後に口呼吸の原因になることがあります。

 


朝食と学力の関係

図表2‐1‐1 小・中学生における就寝時間

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出典:文部科学省「平成20年度全国学力・学習状況調査」
図表2‐1‐2 朝ごはんを食べないことがある小・中学生の割合

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出典:文部科学省 「平成20年度全国学力・学習状況調査」

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 食事と学力、体温
 
 
朝食の有無で、テストの成績に差が出る!?午前中の体温が低い夜型人間は、試験に弱い!?朝食を食べると、テストの点数が上がる。朝のジョギングと朝食で体温を上げ、難関志望校に合格。

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朝食ありと、朝食なしの成績のちがい。

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朝の脳はガス欠状態。体内時計の命令で、体も朝食を欲しがっている。
体温と、テストの点数の関係。夜型人間は、午前中の体温が低い。

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午前中の体温が低い夜型人間は、試験に弱い。


フッ化物とキシリトールについて

フッ化物塗布の目的とは
最近、フッ素は虫歯になりにくい丈夫な歯をつくり、キシリトールは虫歯の予防効果があるという認識がかなり高くなったように思います。診療所に来られる子供さんの保護者さんから「虫歯にならないようにフッ素を塗ってほしい」と言う依頼が増えています。幼稚園や小学校の保護者の方々へ講話をさせていただくときにも、必ずと言っていいほど関連した質問をいただきます。ほとんどの保護者方はすでに正しい知識をお持ちですが、ときどきフッ化物という薬剤の力に頼りきってしまったり、誤った認識をお持の方がおられます。誤った認識をもち続けることはとても危険ですのでここで簡単に図表を使って解説させていただきます。原則的には「虫歯にならないようなフッ化物の塗り方はない」とご理解ください。
確かにフッ化物とキシリトールは予防に大きな効果を発揮しますし、私自身、臨床上かなりの効果を実感しています。しかし、口腔疾患の予防で最も大切なことは、正しい歯磨き、衛生観念の向上、適切な食生活と定期健診であって、決してフッ化物を塗布することやキシリトールを摂取することではありません。フッ化物とキシリトールは予防の1つの手段であって、塗ったり食べたりすることを主たる目的としないように注意が必要です。 今一度、ここでフッ化物とキシリトールの正しい考え方を再確認していきましょう。
あるアンケート調査で「子どもにフッ化物塗布を希望しますか?」という質問に対して、多くの方が「はい」と答えていました。
フッ化物に対していかに関心が強いかを示しています。
「はい」と答えた理由の中で興味深いのは、子どもにフッ化物塗布をさせたいという希望をもってはいるものの、周囲からの情報に依存した「受身のフッ化物塗布」が依然多く、「虫歯予防の一環として、予防効果を高めるため」という理想的な認識を持っているケースが少ないことです。
また「いいえ」と答えた理由の中で注目したいのは、フッ化物を塗っても虫歯になってしまったという話を聞いたことがあるからという回答です。厳密に言うと間違いではありません。
しかしその一方で、フッ化物を応用することで虫歯にならないとか、キシリトール含有の食品やガムを口にしてさえいればそれだけで予防になるといった誤った考え方が広まっていることも確かなようです。
フッ化物の塗布は、まず正しい歯磨き法を身につけ、それを実行し、かかりつけの歯科医の指導のもとに個々にあわせて応用してはじめてその優れた効果を発揮するものです。歯磨きを怠り、乱れた食生活を続けている中でいくらフッ化物を塗っても効果は期待できないことを知っておきましょう。


フッ化物の予防メカニズム
フッ化物には歯に対する作用として「フルオロアパタイトの生成」、「結晶性の向上」、「再石灰化の促進」また、口腔内の環境に対しての作用として「細菌活動性の抑制」、「細菌酵素作用の抑制」の二つに大きく分けられます。

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フッ化物が歯のエナメル質に作用しますと、エナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトと置換してフルオロアパタイトを生成します。これにより、エナメル質はより安定したより強い結晶構造を持つようになり、耐酸性を向上することになります。
また、唾液中に存在するCaイオン、リン酸イオンとともに歯に再沈着し壊れた結晶構造を修復します。これを再石灰化と呼んでいます。
またフッ化物には、細菌が糖分を菌体内に取り込んでエネルギーを作る過程で必要なエラノーゼという酵素の活性を阻害する働きを持っています。つまり、口腔内にフッ化物が存在することによって、細菌はエネルギーを産生できなくなり、結果として酸を作ることができない環境を作り出します。


キシリトールの効果
キシリトールは糖アルコールと呼ばれる天然の甘みを持った炭水化物です。糖アルコールとは糖が還元されたもので様々な植物の中に含まれています。天然のキシリトールの場合、イチゴ類、カリフラワー、プルーンなどに多く含まれ、工業的には白樺に含まれるキシランという成分を加水分化して得られたキシロースを還元して作られています。
下の写真の左側は人工的に生産されたキシリトールの粒です。無色・透明・無臭の結晶で、グラニュー糖に比べて結晶の形や大きさがやや不均一ですが大変よく似ています。水に溶けやすく味もグラニュー糖によく似ており甘みも強く、冷たく感じるような清涼感があります。

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キシリトールの虫歯予防メカニズム
虫歯は主にミュータンス菌が糖を分解して産生する酸によってエナメル質を脱灰する事で起こります。
キシリトールは、このミュータンス菌に対して他の糖アルコールには見られない、特有の作用を持っています。「キシリトールの無益回路」と呼ばれるキシリトールとミュータンス菌の関係をみて見ましょう。

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口腔内に運ばれてきたキシリトールは唾液に溶解して、ミュータンス菌と出会うことになります。そしてキシリトールがミュータンス菌の外部から細胞膜を通って菌体内に運ばれると、ミュータンス菌はキシリトール5-リン酸という代謝産物を産生します。これが静菌作用を持つと言われています。
さらに、キシリトール5-リン酸はミュータンス菌体内で加水分解され無機リン酸塩とキシリトールに分解します。ここで新たに分解されたキシリトールは再びミュータンス菌の外部に運び出されることになります。この過程でミュータンス菌はキシリトールをエネルギーに変換できないばかりか、逆にエネルギーを消費してしまいます。その結果ミュータンス菌は活性を失うことなり、さらに次第に数が減っていくことになります。これがキシリトール特有の虫歯予防のメカニズムです。
キシリトールの作用はこれにとどまらず、糖アルコール分子のOH基が唾液やプラークのカルシウムと複合体を作り、水溶性のカルシウム量を増やします。このカルシウムがエナメル質表面の再石灰化を促す働きも持っています。
フッ化物と同様にキシリトールも効果を得るにはできるだけ長い時間口腔内に留まっていることが望ましいです。
したがって、キシリトールの摂取の仕方としてはキシリトールガムやキシリトールキャンディーが推奨されます。


フッ素とキシリトールに頼る前に・・・
まず、かかりつけの歯医者さんで正しいブラッシング法の指導を受け、それを実行してください。そしてかかりつけの歯医者さんの指導のもと食生活を見直し定期健診を行いましょう。何らかの問題がある場合は早期に治療を受けたり、改善するように努力して再発の防止に努めなければなりません。これが予防の第一歩となります。
フッ素とキシリトールには、虫歯を抑制する作用があることは間違いありません。しかし、このような基本的な予防概念や衛生観念がないままフッ化物洗口や塗布を続けたり、キシリトールガムをかみ続けていてもその効果は0(ゼロ)に等しい。あくまでも予防のオプションであるということを認識しながら虫歯予防に努めていただきたいと思います。


当院で新たに導入した強電解水の除菌力データ

jyokin1.jpg【強電解水】
当院では新たに水道水に塩化ナトリウムを加え特殊な電気分解を
行うことで洗浄・除菌にご利用できる強電解水を生成する装置を
導入しました。強電解水でレジオネラ菌。O-157、エイズ菌、
新型インフルエンザなど多くの有害微生物を死滅させることが出来ます。
しかも薬品ではなく、数分後にはお口の中で元の水に戻ってくれますので、
アレルギーが起こりにくく副作用が起こりません。また、化学薬剤のように薬剤耐性・
残留性がなく、人体に無害です。地球にも人体にも害がない安全性の高い水です。
歯科だけでなく皮膚科を含めて多くの施設で利用されています。
むし歯や歯周病の原因はプラーク(歯垢)中の細菌ですが、強電解水により
原因菌は瞬時に殺菌されます。強電解水で含嗽(ぶくぶくうがい)する
ことにより、口の中の細菌を殺菌するだけでなく、歯面に着くプラーク
(歯垢)の形成をも抑制することによって、むし歯や歯周病を予防します。
含嗽(ぶくぶくうがい)を、一回だけでなく2~3回繰り返すことで、
より有効になります。

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お薬の飲み方で迷うことはありませんか?薬の正しい飲み方は・・・

お薬の飲み方で迷うことはありませんか?多くの皆様からいただいた質問をまとめてみました。
一般的なお薬に関する諸注意をまとめてみました。しかし、特殊なお薬もあり服用には十分に注意して下さい。妊娠中や妊娠の可能性のある方や他科でお薬を服用されている方やはっきりと飲み方がわからない場合は遠慮なくお問い合わせください。


①薬を水なしで飲んではいけないの?

できればコップ一杯位、少なくてもコップ半分の水またはぬるま湯で飲んで下さい。

・薬を飲むときに水で飲むのは、薬を飲みやすくするためと、薬が溶けて薬を吸収しやすくするためです。薬を水なしで飲むと、薬が喉や食道にひっかかって、食道炎や潰瘍を起こすこともあります。特にカプセルはくっつきやすいので、注意が必要です。

・寝そべって飲むのも薬がひっかかりやすいので、寝ながら薬を飲んではいけません。寝たきりの患者さんに薬を飲ませる時にも、出来るだけ体を起こして飲ませるようにしてあげて下さい。

・ 水の量が少なすぎると薬の吸収が低下したり、遅くなったりして、薬の効き目が悪くなることがあります。


②食後30分とは?食後30分とは食事の後、ちょうど30分のことですか?

・ 食後30分は「30分ぐらいまでの間」「食事のおよそ30分後」ということです。
内服薬の多くは「食後30分」と指示されることが多いです。食後30分では、胃の中はまだまだ食べ物が多くある状態で、薬はゆっくりと吸収されていきます。「食後30分」の指示の理由は、比較的胃を荒らさないということと、食後とすることで薬を飲み忘れないようにすることの二つがあげられます。一般的に、こういう指示がある薬には、いつも体の中に薬がある状態を保ちたいというねらいがあります。ただしあまり「正確に30分」などにこだわる必要はありません。

・鎮痛剤などは胃腸障害が起きやすいので、食直後に服用するとよいでしょう。

時間が多少ずれても、飲み忘れないことの方が大切です。


③なぜ服用時間を守らなければならないのでしょうか?

服用時間の指示をきちんと守らなければならないのは、どういう場合でしょうか?
例えば「食直前」といわれた糖尿病薬の場合です。特に糖尿病薬などの薬は、食後に飲んでも血糖値の上昇を抑えるのが間に合いませんから、服用時間を守る必要があります。

・どうしても決められた時間に飲むのが出きなかったり、たびたび忘れてしまうということがありましたら、自分で判断せず必ず、遠慮なくご相談ください。それぞれの患者さんのライフスタイルに合った飲み方を提案できると思います。


④薬を飲み忘れたら薬を飲み忘れたら、 どうすればいいですか?

・ 次の服用時間まで時間がある時には、気づいた時にすぐ飲んでください。
ただし、次の服用時間に近い時には、1回飲むのをやめるか、飲んでから次に飲む時間を遅らせるようにしましょう。時間を遅らせる目安は、1日3回服用の薬なら4時間以上あけて飲む、1日2回服用なら5時間以上、1日1回服用なら8時間以上という具合です。

・ 飲み忘れたからといって、決して2回分を1度に飲まないように。1回分の有効な量を超えて中毒症状を起こしやすくなるからです。薬の種類によりますので、飲み忘れた時の対処法をあらかじめ医師や薬剤師に尋ねておくと安心です。

・ 痛み止めなどで、症状が改善されていれば、当然飲み忘れたままで大丈夫です。
あえて飲む必要はありません。薬は、飲み忘れてもそれほど神経質にならなくても良いものから、できるだけ飲み忘れをしないようにしなければいけないものなどいろいろあります。判らないときには自分で判断せず必ず、遠慮なくご相談ください。


⑤食後にお茶を飲みたいのですが、 鉄剤はお茶と一緒に飲むと効き目がなくなるといわれていますが、お茶で飲んでもいいですか?

・一般的なお薬はお茶を飲んでもまったく問題ありません。鉄剤は、いまだに「お茶を飲まないこと」という注意も見かけます。でも、緑茶で服用した実験データを見ると、全く影響を受けていません。

・ほかのお薬もお茶でいいのでしょうか?
基本的には大丈夫です。よく、「薬は水かぬるま湯で飲みましょう」といわれますが、薬を飲もうと思った時に「水がないから飲めない」というのでは意味がありません。
基本的にはお茶でもなんでもいいので、とにかく薬をきちんと飲むというのが肝心です。

・特に注意しなければならない例
骨粗しょう症の薬の中には、コーヒーや硬水のミネラルウォーターなどで飲むと非常に吸収が悪くなるものもあります。これらは、水道水で飲むか、軟水のミネラルウォーターで空腹時や起床時に服用します。

・グレープフルーツ等のジュースで飲んではだめなお薬があります。

・アルコールを飲むと悪影響のある薬があります。
一般的には薬を飲んでいるときはお酒は禁止ではありませんが、心配なときには自分で判断せず必ずご相談ください。


⑥錠剤を割って飲んだり、 カプセルをあけて中だけて飲んでも良いのでしょうか?

・錠剤やカプセルの中には特別な加工や工夫がしてあるものがあります。そのため、できるだけその形のまま飲んで下さい。

・ただし特に加工のしていない裸錠もあります。裸錠は割っても影響はありません。半分に割る線(割線)があるものはもちろん割ってかまいません。判らないときには自分で判断せず必ず、遠慮なくご相談ください。


⑦以前にもらった薬はいつまで使えるのでしょうか?

・以前にもらった薬は条件のよいところで保管すれば、3年くらいはもつと考えてよいでしょう。わからない場合は自分で判断せず必ずご相談ください。

・ 多くの薬は光、特に紫外線によって分解されます。直射日光のあたるところや高温のところは避けて下さい。


⑧以前もらったお薬は、 他人にあげてはダメですか?

・ 症状が似ているからといってお薬は、患者さん本人の症状にあわせて出されるものなので他の人が飲むと効かなかったり、危険なこともあります。素人判断で他人に薬をあげることは非常に危険なこともあります。間違った薬を飲むということは多かれ少なかれ悪影響を与えます。

・意識的に他人に薬をあげようとしなくても家に置いていたら家族が間違って飲んでしまった、ということもあります。


⑨副作用を防止するにはどうしたらよいでしょうか?

・どんな薬でも副作用の起こる可能性はあります。
副作用を予防する方法は決められた用法容量をきちんと守ることです。

・処方された薬以外は勝手に飲まないこと、薬を飲み違わないこと、薬を飲み忘れないこと、といったことに注意して下さい。

・万一飲み忘れたとしてもあわてて気が付いた時に2回分を一度に飲まないで下さい。

・ 薬によるアレルギー等の副作用がでたことのある人は、事前に自分で判断せず必ず、遠慮なくご相談ください。そうすれば、それらの薬とは違う種類のものを処方してくれます。
例えばアレルギー体質だとか、胃腸が弱いといった自分の体質をしっかり把握し、医師としっかりコミュニケーションするのも副作用の防止には大切なことです。


⑩副作用が起こったらどうしたらよいでしょうか?

・副作用と一口にいっても、命に関わるような重大なものから、のどが渇く、眠くなるといった軽いものまで色々な症状を表すことがあります。

・患者さんのどんな軽い副作用もないがしろにはできないのですが、治療効果とのバランスで、どうしても軽いものは我慢していただかなければならない場合もあります。

・軽い副作用は飲み続けているうちになくなることもありますが、副作用らしきものがでたら、速やかに自分で判断せず必ずご相談ください。


学校健診でお子様が紙をもらったときのチェックポイントについて

1)学校検診の意義

学校歯科健診では、一般的には歯及び口腔の疾病及び異常、特に齲歯、歯周疾患、不正咬合その他の疾病及び異常について検査します。学校健診は、短時間で多くの生徒さんの口の中を検査します。歯並びや、歯肉の状態、大きな虫歯の有無はわかりますが、歯の間の初期の虫歯を見つけるのは大変難しいです。従って、かかりつけの歯医者さんで詳しく検査してもらうと、「他にも虫歯がありますね」と言われる可能性はあります。逆に、健診で虫歯として指摘されたけれど、歯科医院ではがんばれば、進行をとめられる可能性があり、このまま治療せずに経過観察して行きましょうと言われる場合も有ります。ではなぜ学校健診を行うのでしょうか?という疑問も出てきます。
一つは、虫歯の有無などを定期的にチェックすることで、早期治療に結び付けることができます。また、放置されている大きな虫歯等が見のがされることはまずありませんので、早期発見ではありませんが、それ以上の進行を食い止めることはできると思います。
もう一つの意義としては、学校、区市町村、または国単位での健診結果を集計・分析して、現在の子どもたちがどのような虫歯やお口の状態に有るかを把握し、これからの行政の対応を決める資料になります。では、健診で虫歯を指摘されたらどうしたらいいのでしょうか?まず用紙をもらったら用紙をよく見てできるだけ早く受診しましょう。


2)学校検診でもらう紙のチェックポイント(一部解説の順番が用紙と異なります)


① 虫歯があると言われたら 健診01.jpg


学校健診で虫歯の指摘をうけ、まず用紙をもらったら用紙をよく見てみましょう。
まず、虫歯の本数をチェックしましょう。


小さなお子さんではおうちの方が 乳歯残根・第一大臼歯虫歯 チェックをお願いします。親が見るのを嫌がるようになったら本人に鏡を使わせて虫歯の状態をチェックしましょう。
だいたいどの虫歯の事を言われたのか見当がつくと思います。大きな虫歯が見つかった時には、急いでかかりつけの歯医者さんに連絡をとりましょう。もし、どこに虫歯があるかわからないようであればそれほど大きな虫歯ではないはずです。あまり急がなくても大丈夫ですが、痛みなどの症状がなくても歯科医院で詳しく検査をしてもらうことをお勧めします。
健診で虫歯の指摘を受けても、生え変わりの時期が近い乳歯は処置をせずに観察の対象になる時もありますし、永久歯の虫歯でも小さなものは急いで治療をせずきちんと清掃をすることで現状を維持し進行をとめることができることもあります。かかりつけの歯医者さんとよく相談して治療方針をお決めになることをお勧めします。
また、健診で指摘を受けていなくても、歯科医院でレントゲン検査等を使って詳しく見てもらうと歯の間などの隠れた虫歯が発見されることがあります。歯の間の虫歯は外から見えなくても大きくなっていることがあります。出来れば、学校健診からおおよそ半年ぐらい経ってから一度かかりつけの先生の点検をお受けになることをお勧めします。


・歯科健診時の虫歯に関する(C、CO、△、×、○等)用語の説明


今お子さんを育てている方の子供時代にも、もちろんあったと思いますが、虫歯の状態のチェックです。学校によって記載方法がちがうことがありますが、乳歯、永久歯ともにチェックします。


C(シー)…ただちに処置を要するもの。Cは、英語で「骨が壊れる」という意味の単語 caries を略したものです。


○(マル)…虫歯治療が完全に終わっている歯


CO(シーオー)…気をつけないと、むし歯になりそうな可能性の歯。でも、うまく管理できると、進行が止められる
可能性のある歯
初診時 → 7年後
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△…永久歯の喪失歯


×…要注意乳歯(抜歯か保存の適否を慎重に考慮する必要がある乳歯)


② 要注意乳歯と言われたら


これは、永久歯との生え変わりが近くて、ぐらぐらしていたり、歯茎の色がピンクに透けて見えていたり、あるいはもう横から永久歯が生え始めていたりする歯のことです。要するに、生えかわりの仕方がちょっと心配な乳歯、そろそろ抜いた方がいいと思われる乳歯のことです。最近は、永久歯の歯並に影響しているような乳歯、レントゲン検査が必要な乳歯も要注意乳歯としてチェックしています。
特に永久歯が見えているのに乳歯が残っているような時には、自分で抜くのは難しいことが多いです。無理をせず歯科医院で抜いてもらった方がいいでしょう。あまり強い力で無理矢理抜こうとすると、乳歯の根が少し残ってしまったりすることもあります。少し動かしてみて、全然動いていないような時は早めに受診して下さい。
中には、そのままひとりでに抜けるまで放っておいても大丈夫なこともありますが、取りあえず、一度かかりつけの歯科医院で見てもらう方がよいかと思います。健診の時期と紙をもらった時期が離れていると、歯科を受診した時にはもう抜けているという事もありますが一度点検をお受けになることをお勧めします。
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③ 歯みがきが不十分ですと言われたら


健診では前歯の歯の汚れ(歯垢)の着きぐあいをチェックします。


健診でのチェック基準


歯の汚れ(歯垢)を三段階に評価をします。染めだしはしませんが、染めだした写真で比較してみましょう。
0 ・・・ ほとんど付着なし
1 ・・・ 若干の付着有あり
2 ・・・ 相当の付着がある
歯垢1 のケース      歯垢2のケース

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歯みがきが不十分ですと言われたら、歯磨きのママチェックをお願いします。


④ 歯肉に炎症が有ると言われたら


『まだ子どもなのに歯肉が腫れていると指摘されました。そういうこともあるのでしょうか?』小学生なのに歯肉に炎症が有ると言われる場合もあります。歯肉炎の有無もチェックします。
大人の歯槽膿漏のような重症なものはまずありませんが、歯ブラシがゆきとどかない状態が長く続いている場合が多い様です。また、歯並びのでこぼこが原因で上手に磨くことができずにいることもあります。


健診でのチェック基準


歯肉(歯ぐき)
0 ・・・ 異常なし
1 ・・・ 定期的な観察が必要
2 ・・・ 専門医(歯科医師)による診断が必要


GO…歯垢と歯肉の状態を総合的に判断して、歯肉に軽度の炎症が認められているが、歯石沈着は認められず、本人の注意深いブラッシングを行うことによって炎症症候が消退するような歯肉の保有者


G…歯垢と歯肉の状態を総合的に判断して、歯科医による診断と治療が必要な場合


歯肉炎1 歯肉炎2
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小学生の場合


小学生で歯肉の状態が悪いと言われると、『子どもなのにまさか!?』と思われる方が多いのではないでしょうか?
大人の方のいわゆる歯槽膿漏のような重症なものはまず見られませんが、歯肉の状態があまり良くないお子さんをみかけます。多くの場合は、あまり歯ブラシが上手にできていないようです。下の前歯の裏側に歯石がついていることが多いです。また、歯並びの凸凹があるお子さんは、どうしてもへこんでいるところの状態が良くないように思います。時々チェックしてください。かかりつけの歯科医院で相談していただければ、上手な歯ブラシの仕方を教えてもらえます。歯石がついている場合はきれいに清掃してもらいましょう。お子さんの歯肉の炎症は、きちんと歯ブラシすれば比較的短期間で治ってしまいます。私の校医をさせていただいている小学校では2・4・ 6年生に歯磨き指導を行っています。


中学生の場合


子どもの虫歯は少しずつ減少してきています。しかし、小さい頃はおうちの方に仕上げ磨きをしてもらい、小学校の頃は言われた通りきちんと磨いてきて虫歯の少なかったお子様が、中学くらいからすっかり歯ブラシをしなくなって、虫歯を作ってしまうこともあります。けれども、もう小さい子どもではありません。自分で納得しなければ、毎日の習慣として歯ブラシを続けることは難しくなります。しかし、ここでしっかりした習慣を身につけないと、将来早い時期に歯槽膿漏になってしまう可能性があります。本人も若い内に入れ歯を使うようにはなりたくはないはずです。中学生の歯肉の炎症が指摘された場合には、かかりつけの歯科医院で先生に、歯磨きの大切さをよく話してもらいましょう。歯肉の汚れがどんな結果につながるかを、まず、本人に理解してもらうことが必要です。


⑤歯並びが悪いと言われたら


学校健診でも、歯並びの状態のチェックを行います。歯並びには色々な症状の不調和があります。本人も、おうちの方も気付いてなくても歯科健診で初めて気付くことがあります。まず用紙をもらったらまず、かみ合わせを見てみましょう。
今まで気にしていなかった場合、少しショックかもしれませんが、多くの場合は何らかの歯並びの不調和があるはずです。
分かりやすい不調和である「受け口」「乱ぐい歯」の場合には、早くから気にしている方が多いので、お知らせの紙で指摘をうけると「ああ、やっぱり」という気持ちになるようです。一方、あまり気にしていないことが多いケースは
「上の歯がでている」=『上顎前突』・ 「上下の前歯がきちんと噛んでいない」=『開咬』があります。
これらの場合には健診のお知らせで初めて知る方がいらっしゃるようです。
虫歯などの指摘を同時に受けている時には、まず、かかりつけの歯科医院で虫歯治療の際に御相談になるとよろしいでしょう。早めに矯正を始めた方がよいという診断であれば、矯正治療専門医などの御紹介をいただけると思います。急ぐ必要がない場合には、定期検診をお受けになりその都度、噛み合わせをチェックしていただくことをお勧めします。
歯並び以外に指摘がない場合でも、できるだけ早くかかりつけの先生にご相談されることをお勧めします。
かかりつけの先生がない場合は当サイトの矯正歯科の項をお調べになり、矯正治療を受けられる医院をお探しください。


・学校健診で不正咬合と言われた場合の不正咬合の種類とは


不正咬合の種類は大きく分けると4つに分けられます。


A.八重歯、乱交歯(叢生)
顎が小さいために歯が生える場所が足りなくなって起こります。歯がデコボコして生えたり、犬歯が本来生えてくる場所から外れたところから生えてくるもので、日本人には大変多い症状です。
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B.出っ歯(上顎前突)
上顎や歯が前に出ている。上顎そのものが前に出すぎているような場合には早く治療を始めることが大切です。
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一般的に上下の差が8ミリメートル以上をいいます。

 


 


C.受け口(下顎前突)
三歯以上噛み合わせが普通と逆で、下の歯が外側、上の歯が内側になっている。下顎が大きくて前に出ている場合もあります。
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ご両親のどちらかが受け口だったり、遺伝的に下顎がのび過ぎている場合には、顎の成長が終わる十代後半まで治療が必要な時もあります。

 




D.開咬
口を閉じても前歯や横の歯が上下で噛み合わない。物が噛み切れない場合もある。発音が不明瞭になる。(「さしすせそ」などの摩擦音が特にしにくく英語の場合などはとくに大きなハンディとなります。)
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前歯の開きが6ミリメートル以上の場合は要注意です。


 


八重歯、出っ歯、受け口等の噛み合わせの悪いものは、すべて矯正治療の対象となります。悪い歯並びにはこの他にもいろいろ種類があり、複雑にいろいろな症状が一緒になっている場合もあります。
不正咬合は、口腔内の自浄作用の低下につながり、虫歯、歯周病(歯槽膿漏)の原因となるだけでなく、噛む力の片寄りが顎の骨に不自然に伝わり頭痛を起こしたり、噛む力の低下により顎の関節に痛みを覚える「若年性顎関節症」といわれる疾病にまで発展する恐れもあります。しかも、不正咬合になると食べ物をよく噛めなくなり、胃に負担がかかり、消化も悪くなります。その他に、歯がじゃまをして口が開けにくくなるため発音にも影響を与え、心理的には、悪い歯並びを気にして非社交的にもなります。矯正治療を始められる方の多くは、審美的要素を重要視されます。しかし、機能の回復も重要なポイントで、本来持つべき咀嚼、発音の機能を回復させなければなりません。
例えば上顎前突の場合、つまり出っ歯の方はどうしても下唇が上の歯の下に出ますからHの発音がFになります。開咬の方は噛んでも前歯が閉じないのでSの発音がTHに。下顎前突は通常、舌の位置が前方あるいは下にありますので、独特の甘えた声になります。このように、発音障害の多くは、歯列と密接な関係を持ち、それら悪い部分を矯正することで正しい発音が得られるようになります。不正咬合が引き起こす、身体的・精神的な問題点、そしてそれを改善する矯正の必要をご理解いただけたでしょうか。


健診でのチェック基準


歯ならび・かみ合わせ・あごの状態
0 ・・・ 異常なし
1 ・・・ 定期的な観察が必要
2 ・・・ 専門医(歯科医師)による診断が必要


歯並びの状態1
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歯並びの状態2
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・口腔の検査に当たっては、お口の中だけでなく、顎、顔面の全体、口唇、口角、舌、舌小帯、口蓋、その他口腔粘膜等の異常についても注意しております。健診をさせていただき、子供たちの歯並びの悪い・悪くなる可能性の多いお子様が年々多くなっているのではないかと思います。私が最近増えていると心配しているのは下の写真のように咬み合わせが偏位(いがんでいる)しているお子様です。
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その他の注意するケース


過剰歯 癒合歯 エナメル質形成不全 14歳多発性虫歯
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上唇小帯異常 舌小帯異常
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7)早期発見・早期治療について

早期発見、早期治療というのは良く聞く言葉でしょう。
その疾患の種類によって意義は違ってきますが、歯科の場合、早く見つけて治すことでそれ以上の進行を止められる場合が多く見られます。進行してしまった虫歯、「神経」に届いているような深さのもの、さらに進んで歯茎が化膿してしまったような場合、治療の期間も長くかかります。中には抜かなければならないことも有ります。もう少し早く来てくれていればと、内心思うこともあります。一方では、、虫歯になりはじめたばかりの時には、歯科医師の管理・指導の元に丁寧な管理をすることで、削ったりせずにそのままの状態を維持できる事もあります。最近コマーシャルなどでも聞く、再石灰化を期待すると言う事です。すべての病気にはこの早期発見・早期治療もっとも大切です。
健診で紙をもらったら、上手に健診の結果を利用して、大切なお子様の成長発育・健康維持のために役立てて下さい。


そして、できるだけ早く受診してください。


今年度の健診を終えて

子供達の健診を終えて
  大切なお子様のむし歯予防について
 本年度は2つの小学校と2つの保育園の約1800人の子供達の健診をさせていただきました。すでに健診結果の分析を行い、各小学校・ 園にはお子様のお口の状況を報告させていただいており、「保健だより」等で学校・園よりお知らせがあると思います。
 平成12年に「健康日本21」が提言され、私達歯科校医や一般歯科の先生方はその1つとして「2010年に 『12才の1人あたり平均むし歯歯数(DMF指数)を1歯以下にする』ことを目標とする」ことに努力をしております。 その目標達成のために最も早く生えて、最もむし歯になりやすい第一大臼歯に関する調査結果を報告させていただき、 保護者の皆様と力を合わせて大切なお子様の歯を守ってあげたいと思います。
 健診の結果、第一大臼歯は小学校入学前の11月の就学時健診時では約20%、1年入学後6月の健診においては上下とも50~60% の子供達が生え始めているか、生えていました。最も早いお子様は5才6ヶ月で、最も遅いお子様は6才9ヶ月でした。 平均して上下とも5才10ヶ月でした。上下の差はほとんどありませんでした。 1986年の日本小児歯科学会の全国調査時の平均は6才2ヶ月で、生えてくる時期が早くなっていると思います。 第一大臼歯が生えてくるのと前歯の生えかわりの順序を調べてみると、95%の子供達は先に第一大臼歯が生えていました。
 前歯は乳歯と永久歯が交換して生えてくるのに対し、第一大臼歯は第二乳臼歯の後に生え、 形がよく似ていて第一大臼歯が生えはじめていることは保護者の皆様にとっては気づくのが難しいと思います。 生えはじめや生えたての第一大臼歯は歯の表面が完成しておらず(だ液の働きで2~3年かかって表面が完成します) 歯みがきも難しく大変むし歯になりやすいです。
 次に、 乳歯のお子さまのむし歯の状況を調査しました。その結果,むし歯歯数の最大値は4歳時にありました。 また,3歳時の要観察歯を有する者は,5歳時で70%がむし歯に罹患していました。
 また、健診結果を詳しく分析し、乳歯におけるむし歯のなりやすい部位ベスト5を表にしました。仕上げ磨きをするときの参考にしてください。 下記の資料のように、乳歯でむし歯をたくさん作ってしまったお子様のお口の中は、むし歯を作り易い状況になっております。
 時々大切なお子様のお口のチェックをしていただき、大切なお子さまの大人の歯のむし歯予防にご注意ください。
   
         資料① 好発部位ベスト5

   場所 
 1位     右下奥歯の咬む面(上)の溝 (奥2本とも) 
 2位   左下奥歯の咬む面(上)の溝 (奥2本とも) 
 3位   上の正面二本の歯と歯の間 
 4位   右上奥歯の咬む面(上)の溝 (第一乳臼歯) 
 5位   左上奥歯の咬む面(上)の溝 (第一乳臼歯) 

 


資料② 小学校1年生での乳歯のむし歯の数と3年生、
        6年生の永久歯のむし歯の数の関係

 小学一年生での
 第二乳臼歯の
 むし歯の数 

 0本   1本   2本   3本   4本 
 3年生時の永久
 歯のむし歯の数 

 0.30 

 1.87   1.78   2.16   2.64 
 6年生時の永久
 歯のむし歯の数 
 1.78   3.87   3.71   4.51   5.40 

 


お母様と大切なお子さまのための歯と口の健康

<とっさのときの応急処置と注意点>
 お子様が転んだりスポーツ時に大人の歯の怪我をしたときの歯医者さんにいくまでの応急処置と注意点
(乳歯は歯や歯ぐきの構造が違うので治療法が大人の歯と異なるときがあります)
状況は様々ですが、主な怪我の種類を挙げますと

1.歯の破折(歯が折れた状態)
2.歯の脱臼(歯がぐらぐらしたり抜けた状態)
3.歯の埋入(歯が骨の中にめり込んだ状態)

4.喪失(脱落して失った状態)                  です。


 1.2. の場合の歯医者さんにいくまでの応急処置と注意点について
歯の破折には、歯ぐきから上の部分が割れる歯冠破折と根の部分が折れる歯根破折があります。歯冠破折の中には歯の一部が欠けたものから、 歯の神経が露出して大きく破折したものまで様々であり、治療方法もその状態に応じて異なります。受傷した際に折れた破片があれば、 なるべく歯科へ持って行ってください。場合によっては、破片を元の歯に接着して修復することもできます。そして、 出来るだけ早く歯医者さんに行ってください。
 抜けたり欠けたりしていなくても、動揺があるならば、そのまま安静にして、出来るだけ早く歯医者さんに行ってください。
歯が口の外に脱落した場合は、歯を持って歯科を受診する前に次の事を守ってください。なぜならば、 歯根の表面には歯根膜というとても大事な組織があり、この状態の良否が結果を左右するからです。

①根の部分に触れないで、軽く汚れを洗い流してください。(水道水で約30秒以内)

②次に口中で保存するか、子供で飲み込む恐れのある場合は生理食塩水もしくは牛乳に浸してできるだけ早く来院してください。

③水道水に長く浸したり、薬液で消毒などは決してしないでください。歯根膜が死んでしまいます。

④乾燥に弱いので十分に注意してください。
 


 <一般的大人の歯の破折と脱臼に関する治療方法や注意事項について>
 歯の破折には、歯ぐきから上の部分が割れる歯冠破折と根の部分が折れる歯根破折があります。歯冠破折の中には歯の一部が欠けたものから、 歯の神経が露出して大きく破折したものまで様々であり、治療方法もその状態に応じて異なります。受傷した際に折れた破片があれば、 なるべく歯科へ持って行ってください。場合によっては、破片を元の歯に接着して修復することもできます。しかし破折の位置が悪かったり、 複雑な場合には元の歯の神経を治療したのち、人工材料で修復することになることもあります。歯根破折では、両隣の無事な歯と仮の連結・ 固定を1~3ヶ月して自然に安定するのを待ちます。固定だけで元に戻ってくれるケースもありますが、 運悪く状態によっては残念ですが抜歯になるようなケースもあります。
 歯の脱臼は、骨の中でグラグラしている状態の不完全脱臼と歯が骨から完全に抜けた状態の完全脱臼に分かれます。
不完全脱臼の場合、動揺が軽度ならば歯科医の診断により、そのまま安静にしておくケースもありますが、 動揺が激しかったり歯が倒れたり位置がずれた状態になっている場合には、歯を元の正しい位置に戻し約1~3ヶ月両隣の無事な歯と連結・ 固定して安静にしておきます。固定だけで元に戻ってくれるケースもありますが、 運悪く状態によっては残念ですが抜歯になるようなケースもあります。
 完全脱臼して歯が口の外に脱落した場合は、歯根の表面には歯根膜というとても大事な組織があり、この状態の良否が結果を左右するからです。 完全脱臼場合には元の歯の神経を治療したのち、両隣の無事な歯と仮の連結・固定を1~3ヶ月して自然に安定するのを待ちます。 固定だけで元に戻ってくれるケースもありますが、運悪く状態によっては残念ですが抜歯になるようなケースもあります。
最終的には人工材料で修復することになることが多いです。歯の治療後、両隣の無事な歯と永久的な連結・固定を必要とする場合があります。 固定だけで元に戻ってくれるケースもありますが、運悪く状態によっては残念ですが抜歯になるようなケースもあります。
 また、これらの外傷歯では、受傷程度の軽重に関係なく、あとから歯が変色したり、歯根の先に病気を作ったり、 歯根が溶けたりといった予測できないトラブルが発生する場合も少なくありません。また、 無症状でも神経や歯根の治療を必要とする場合もありますので、かかりつけ歯科医と共に経過観察することも忘れないでください。

「夜中に突然子供の虫歯が痛み始めたら?」
夜中に子供の虫歯が痛み出したときの応急処置を簡単にまとめてみました。
ただし、虫歯は予防と早期治療が原則ということをくれぐれもお忘れなく。

(1)痛い歯を見つけ、食べかすを取り除く

(2)タオルや冷却シートで顔全体を冷やす(顔全体を覆うようにして冷やすほうが、一点だけを冷やすよりも効果的)

(3)体が温まると痛みやすくなるので、お風呂やコタツは避ける

(4)小児用の解熱・鎮痛剤を飲む

これでも痛みが続いていたり、顔全体が腫れ上がっているようなときは、歯だけの問題ではないこともあり、 思い切って救急病院に相談も考えてください。

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